平成30年2月9日
平成29年度第3回 JICA研修員のための「日本の社会・文化見学会」を開催しました
JICA研修員のための「日本の社会・文化見学会」を開催しました
JOPCA企画委員 藤田佳久 
 平成29年度の第3回見学会を1月20日(土)に開催しました。この見学会は来日間もない研修員に日本の社会・文化に触れる機会を提供するとともに、案内役の日本側参加者との交流を深めることを目的に行っています。
 今回は、JICA港湾戦略運営コースの研修員を対象としたもので、コロンビア、コートジボアール、エジプト、ガーナ、インドネシア、イラク、ケニア、モロッコ、モザンビーク、フィリピンから各1名の10名の研修員が参加してくれました。案内役としては国交省港湾局の若手職員4名、横浜市1名、日建工学2名、JOPCAから3名に加え、初めてJICAから2名の方が参加し、計12名で対応しました。
 まずは簡単なオリエンテーションと、JOPCAからの贈り物として千円がチャージされたPASMOをお渡ししていざ出発。当日の行程は以下の通りです。
① 旧新橋停車場、ゼロマイル標識
 1872年、日本初の鉄道は、ここから1859年に開港した横浜まで結ばれたことを紹介。
② 浜離宮恩賜庭園
 園内散策、中島の御茶屋で抹茶を体験。新樋の口山からは、レインボーブリッジ、大井コンテナターミナルを遠望。研修員は東京港の広さに驚く。菰巻については待っていましたとばかり得意げに説明しましたが、可美真手命(うましまでのみこと)の銅像
お茶体験 茶屋テラスにて
さざんかの木の前で
③ 隅田川クルーズ
 浅草まで55分のクルーズを楽しむ。研修員は独特の形状をした水上バスに感心。浅草下船場では、東京スカイツリーとアサヒビールのオブジェをバックに記念撮影。研修員は着物姿の女性との写真撮影に顔がほころぶ。
水上バスキャプテンと 朝日ビール本社フィギュア前にて
着物美女と
④ 浅草文化観光センター
 8階の展望テラスから、浅草界隈や東京スカイツリーの眺望を楽しむ。
⑤ 三定で昼食
 定番の天麩羅定食を堪能。
天ぷらランチ 三定のスタッフと
⑥ 仲見世、浅草寺
 仲見世を散策し、線香の煙を浴びた後、浅草寺をお参り。一年前のラッシュアワー並みの混雑に比べると今回の混雑はそれほどでもありませんでした。
雷門前で 境内で
⑦ 浅草神社
 集合場所の近くの浅草神社で猿回しをやっており、皆で楽しんだ後、ここで見学会は終了。研修員をホテルまでお送りする。
 当日の天気は、曇り、最高気温7度。暖かい国からやってきた研修員にとっては厳しい天気でしたが、幸い風がなく体調を崩す者はいませんでした。また、皆で気を付けたおかげで、一人の迷子者を出すことなく、無事に見学会を終えることができました。
 今回参加してくれた研修員は1週間前に初めて出会ったというのが信じられないくらいまとまりがよく、JOPCAの旗を持ってリーダー役をかってでたり、カメラマンをかってでたりするなど、自分たちで見学会を大いに盛り上げてくれました。
 最後に研修員からは、「見学会楽しかったよ」、との言葉をもらい、案内役一同喜びもひとしお。案内役として参加頂いた皆さん、お疲れ様でした。