平成29年6月10日
平成29年度第1回・JICA研修員のための「日本の社会・文化見学会」を開催いたしました
JICA研修員のための「日本の社会・文化見学会」を開催
(平成29年度第1回)
 平成29年度の第1回見学会を6月10日(土)に開催しました。この見学会は来日間もない研修員に日本の社会・文化に触れる機会を提供するとともに、案内役の日本側参加者との国際交流を深めることを目的に行っています。
 今回はJICA港湾開発・計画コースの研修員を対象としたもので、17名(14か国)の研修員が参加してくれました。案内役としては国交省港湾局の若手職員4名、横浜市、日建工学、日本港湾コンサルタントから各1名、JOPCAから3名の計10名で対応いたしました。
 見学コースは昨年秋の第3回見学会と同じく、浜離宮公園(抹茶体験)-隅田川クルーズー浅草(昼食:天ぷら)-浅草文化観 光センター(展望テラス)-仲見世通りー浅草寺というコースでした。
 この時期の見学会ではいつも天候が気になるのですが、今回は幸いにも快晴で気温も高目でしたが全員無事に楽しい一日を過ごすことができました。またこの時期はイスラムのラマダンにもあたるのですが、今回は2名の研修員が食事も水も取らないということで抹茶や日本食を楽しんでもらうことはできませんでした。残念ですがこればかりは致し方なしというところでしょうか。
研修員はJICA横浜国際研修センターを朝出発し「浜離宮公園」に移動、入り口前で案内役全員と合流しました。簡単な自己紹介のあとまずは集合写真の撮影となりましたが、研修員各々が自分のスマホやデジカメでも撮って欲しいということで、撮影者は20台ほどのカメラで何度も撮影することになり結構大変でした。他の場所でも皆で写真を撮ろうとすると同じ状況になりました。
三百年の松の前で
お茶室にて お茶室の縁側にて
 浅草で下船すると間近のスカイツリーとアサヒビールの特徴あるシンボルを背景に写真撮影を行い、その後雷門の横にある天ぷら屋さんに直行し「天ぷら定食」を皆で頂きました。出身国により日本食や日本茶、御箸などに慣れている人やまったく慣れていない人など様々でしたが、どの研修員にも味は好評でした。なおラマダン中の研修員には夜食用に天ぷらを持ち帰ってもらいました。
浜離宮→浅草 水上バスにて 浅草・三定での天ぷらランチ
               
 昼食後は観光センターの展望テラスから浅草を一望した後、仲見世通りから浅草寺周辺を集合時間まで自由気ままに散策してもらいました。土曜日ということもあり非常に人が多く、また研修員だけで散策していたグループもあり、集合場所の雷門に時間通り全員戻ってくるか多少不安はあったのですが、数名が少し遅れた程度で無事全員集合となり一安心でした。
その後は都営浅草駅に移動し、出発時に配布していたPASMOに現金のチャージを体験してもらった後、研修センターに帰って頂きました。
 雷門で集合した際に研修員に感想を聞いたところ、全員から楽しかったという声と共に案内役の我々やこのツアーを企画したJOPCAに対する感謝の言葉をかけてもらったのが印象的でした。日本側参加者との交流が日本を理解してもらい、更には好きになってもらう一つの機会になればこれ以上のことはないと思います。彼らが長い研修コースを無事終了し、日本ファンになって帰国することを期待しています。
浅草浅草寺・雷門前での記念撮影