平成27年6月13日（土）に、JOPCA主催でJICA研修員のための「日本の社会・文化見学会」を開催いたしました。この見学会は来日間もない研修員に日本の社会・文化に触れる機会を提供することを目的に行ったもので、海外からの研修員にとって興味深い場所を巡るツアーとしました。初めての試みでしたが、研修員には好評だったこともあり、引き続き行程等を工夫しながら実施していく予定です。

 今回の見学会はJICA港湾開発・計画コースの研修員を対象としたものですが、１９名（１６か国）の研修員全員の参加となりました。また案内役として池田会長を始めJOPCA会員１０名、国交省港湾局若手職員３名がボランティアで参加しました。

JICA横浜国際研修センターを８時に出発し、地下鉄で最初の目的地「築地市場」へ。「築地市場」では活気に満ちた巨大な市場の様子に興味津々といった所でした。その後「浜離宮」に移動し、参加者全員で記念撮影。その後は整備された静かな公園内を散策しながら水上バス乗り場へ。水上バス船上から東京港のふ頭・上屋や隅田川両岸の景色を眺めながら浅草へと到着。間近にはスカイツリーがそびえ立っていました。

昼食は日本料理ということで「天ぷら」を頂きました。慣れないお箸に悪戦苦闘しながらもチャレンジしている研修員、あきらめてフォークで食べている研修員と様々でしたが、いずれの研修員も「天ぷら」の味には満足した様子でした。その後は仲見世などを散策し、日本情緒を楽しみました。

午後３時頃に浅草で解散とし、その後は自由行動としましたが、新宿や秋葉原に買い物に出かけたいというグループには適宜日本側参加者が同行しサポートしました。また研修センターに戻る研修員には浅草駅でIC乗車券への現金チャージの体験もしてもらいました。

　日本側の参加者にとっては研修生と親しく交流できる良い機会になったと好評でした。また研修生にとっても日本側のホスピタリティあふれるアテンドにより、日本の社会や文化に触れる様々な経験ができ、充実した休日になったようでした。