平成28年7月13日
平成28年度JICA研修員のための「日本の社会・文化見学会」を開催いたしました
<平成28年度JICA研修員のための「日本の社会・文化見学会」を開催いたしました>

JOPCA主催事業の一つとして昨年から始めましたJICA研修員のための「日本の社会・文化見学会」ですが、平成28年度の第1回見学会を6月11日(土)に開催いたしました。この見学会は来日間もない研修員に日本の社会・文化に触れる機会を提供するとともに、案内役の日本側参加者との国際交流を深めることを目的に行っています。見学コースは昨年秋に実施したコース内容が研修員に好評だったこともあり、同様のコースで実施しました。平成27年度は試行でしたが、本年度からはJOPCA事業の一部となりました。

今回の見学会はJICA港湾開発・計画コースの研修員を対象としたもので、16名中14名(11か国)の研修員が参加しました。案内役としてはJOPCA事務局やJOPCA会員のほか国交省から若手職員4名の参加もいただき、合計9名で対応いたしました。

当日はJICA横浜国際研修センターを8時過ぎに出発し、最初の目的地「築地市場」へ。「築地市場」では巨大な市場の様子に興味津々といった所でした。その後「浜離宮」に移動し、参加者全員で記念撮影。園内では御茶屋できれいな日本庭園を眺めながら抹茶と生菓子を頂きました。抹茶の味は好き好きがあったようですが、生菓子はその味とともに細工の美しさに感心しきりでした。なお、インドネシアからの研修員2名はラマダンで昼間の飲食はNGということで残念ながら味わってもらうことはできませんでした。ここからは水上バスで日の出桟橋を経由して隅田川に架かる橋の下を通りながら浅草へと移動。間近のスカイツリーを背景に写真を撮りました。

昼食は雷門の横にある天麩羅屋さんで「天麩羅定食」を頂きました。天つゆの使い方等を簡単に教えると慣れないお箸にもチャレンジしていましたが、どの研修員も天ぷらや御飯の味には満足した様子でした。また食事のできない研修員には夜食用に天婦羅を持ち帰ってもらうことにしました。その後は仲見世を散策するとともに浅草寺にもお参りし、日本情緒を楽しみました。

午後3時前に浅草で一旦解散としましたが、今回は全員が研修センターに真っ直ぐ戻るという事になりましたので全員で浅草駅に移動し、出発時に配布していたPASMOに現金のチャージを体験してもらいました。

 研修生にとっては日本側のホスピタリティあふれるアテンドにより、日本の社会や文化に触れる様々な経験ができ、充実した休日になったようでした。日本側の参加者にとっても貴重な国際交流の機会になったと好評でした。

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