平成25年12月17日 |
ヤンゴンでミャンマーセミナーを開催いたしました |
ミャンマーセミナーの開催(概要報告)
1.報告概要
国際港湾交流協力会(JOPCA)では、4年ほど前から港湾関係のJICA研修卒業(終了)生との交流を深める取り組みを開始し、これまでにフィリピン、インドネシア、ベトナムで同窓会の設立と併せて港湾セミナーの開催を企画し、港湾に関する最新の情報を提供し、意見交換を行って交流を深めてきたところです。
そして4か国目の交流事業として、平成25年12月17日、ミャンマーのヤンゴン市パークロイヤルホテルにてミャンマー側はJICA研修卒業生など31名、そして日本側は池田龍彦会長をはじめとする現地集合した21名のJOPCA会員など合計30名の出席のもと、同窓会の設立ならびにセミナーが成功裏に開催されました。その概要について報告いたします。
2.ミャンマーセミナー開催に至る経緯
ミャンマーには、この数十年間、港湾に関わるJICA研修を受けた卒業生が60名を超えており、これら研修卒業生と交流を深めることは非常に有意義、本事業の4か国目として半年前から準備が開始されました。この交流事業はJOPCAの会員が様々な役割を分担しながら手作りで準備から実施までを行うボランティアベースの取り組みとなっている。
また、今回は現地の三宅光一JICA専門家の多大なご尽力、そして一般財団法人国際臨海開発研究センター(OCDI)をはじめとする関係諸団体のご支援により、開催にこぎつけることができたと考えております。
3.同窓会の設立とセミナー開催
平成25年12月17日(火)、ヤンゴン市内のパークロイヤルホテルにおいて午前9時から午後4時まで、両国あわせて60名を超える参加者のもと、同窓会の設立とセミナー開催が成功裏に実施された。その概要は以下のとおり。(プログラム参照)
まず冒頭、共同主催者を代表して池田龍彦JOPCA会長、ミャンマー港湾公社(MPA)チーフエンジニアのミヤタン氏の挨拶、さらに来賓の日本大使館丸山市郎公使、JICAミャンマー事務所の三條昭仁次長の挨拶が行われた。
そのあと、来賓を交えて参加者全員の集合写真を撮るため、全員が前に集合、和気あいあいのうちに最初の交流が行われ、無事撮影終了となり、コーヒーブレイクに入った。(集合写真参照)
その後、第一部として岸本高彦会員の同窓会設立の趣旨説明が行われ、関係者全員の賛同のもとに同窓会が設立、ただちにミャンマー側はMPAチーフエンジニアのミヤタン氏、日本側は池田龍彦JOPCA会長が指名され、両氏の受諾により同窓会の運営が開始された。
第二部のセミナーは、池田会長の流暢で分かりやすい英語による講演から開始された。開発途上国の経済発展には港湾開発と活発な港湾活動が必要不可欠であることを日本の事例、タイの事例などをもとに力説された。さらにミャンマー側の講演、三宅専門家の講演と続き、午前の部が終了した。
別の会場に移り、両国関係者が混じった昼食会が開催され、楽しいひと時となった。
午後の第二部後半は八尋明彦会員(沿岸技術センター審議役)の講演、最後に有田恵次会員(SCOPE主任研究員)の講演と続き、そのあとの質疑応答ではミャンマー国の抱える港湾事情等について意見交換がなされた。
セミナー終了に伴い、ミャンマー側出席者全員になごやかな雰囲気のなか、池田会長より修了証書、集合写真、記念品が一人ひとり渡された。最後に西島浩之JOPCA企画委員長より、4年後にまた会いましょうと閉会の辞が延べられ、同窓会設立とセミナーが成功裏に閉幕した。
4.実施体制
主催者:JOPCAとMPAの共同主催
共 催:ミャンマー運輸省、OCDI、沿岸技術センター、SCOPE
後 援:国土交通省、JICAミャンマー事務所
池田JOPCA会長開会ご挨拶
ミヤタンMPAチーフエンジニアご挨拶
丸山市郎ミャンマー公使ご挨拶
三条昭仁JICAミャンマー事務所次長ご挨拶
集合写真
池田龍彦JOPCA会長発表
U Soe Thein, Deputy Chief Civil Engineer, MPA
三宅光一JICA専門家発表
八尋明彦会員発表
有田恵次SCOPE主任研究員発表
西島浩之企画委員長閉会ご挨拶
ミャンマーセミナープログラム最終版 2013.12.12.doc.docx