平成25年1月16日
ハノイでJICA研修生同窓会と港湾開発・運営セミナーを開催しました
<ハノイでJICA研修生同窓会と港湾開発・運営セミナーを開催しました>

港湾分野のJICA研修にヴェトナムから参加した技術者は累計で約50名を数えます。2012年12月20日、これら研修生の同窓会を立ち上げ、また彼等を対象にした港湾開発・運営セミナーをハノイのDaeWooホテルで開催しました。

この催しはJOPCAが主催し、共催としてヴェトナムのVINAMARINE(Vietnam Maritime Administration)、我が国のOCDI、PIANC-Japan、国土交通省の協力を得たものです。

午前9時、西田JOPCA会長の開会挨拶、VINAMARINE総裁 Mr. Nguyen Nhatの歓迎挨拶、日本大使館 三宅浩史参事官の挨拶、JICA ヴェトナム事務所 長瀬利雄次長の挨拶に続いて参加者一同の記念写真を撮影しました。

第1部は同窓会の設立です。元ヴェトナム駐在JICA専門家の佐藤浩孝氏が設立の趣旨を説明して参加者の同意を求め、同窓会の代表としてヴェトナム側は VINALINE 会長のProf. Dr. Hguyen Ngoc Hue、日本側は西田会長が指名されました。

コーヒーブレイクを挟んで第2部では池田龍彦横浜国大教授(JOPCA企画委員長)から「港湾開発と経済成長」、駐ヴェトナムJICA専門家の大津光孝氏から「ヴェトナム港湾分野への日本の協力」、VINAMARINEの Mr. Nguyen Xuan Tuan から「ヴェトナムにおける港湾開発」の講演がありました。

1時間半の昼食会では、和気藹々の雰囲気の中、美味しいヴェトナム料理を囲み、日本での研修当時の話に花が咲きました。午後の部の第3部では今回の幹事役、八尋明彦沿岸技術研究センター審議役(JOPCA企画委員)から「日本の沿岸域における防災インフラ」、PIANC-Japan会長(PIANC副会長)の須野原豊氏から「PIANCの活動について」の講演があり、続いて活発な質疑応答がありました。

最後にヴェトナム側参加者に西田会長とVINAMARINE 副総裁(同窓会副会長)Dr. Bui Thien Thu から修了証が手渡され、池田委員長のヴェトナム一本締めで午後3時過ぎに閉会となりました。

多くの日本人参加者が翌日はハイフォン港を視察してからホーチミンに飛び、22日にはカイメップ・チーバイ港を、23日にはメコンデルタ地域を視察しました。また、24日にはホーチミン市工科大学で池田教授、OCDI、CDIT による同様のセミナーが開催されました。

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研修後の集合写真